帯広聖公会
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 難しくないキリスト教の本
 

 キリスト教について書かれている書籍と聞いただけで”難しい”、”分かりにくい”と思われがちですが、一般書籍の分類に入るのかな?と思われるものが数多くあります。
 ここではそれらの書籍を紹介していきたいと思います。

       

『100分聖書』 英国国教会主教・監修の本
 マイケル・ヒントン著 二見書房発行 1449円

世界で最も発行されている本としてギネスに登録されてるのが”聖書”です。2000年の1年間だけで世界中で約6億3300万冊が配布・販売されています。

 聖書は旧約聖書と新約聖書で81巻(15巻の旧約続編を含む)もあり、全てを読むことは正直、躊躇してしまいます。しかしこの本は、ダイジェストとは言えよくまとめられていて読みやすくなっています。
 2ページで1章、全50章。12か国語で翻訳刊行。

『後世への最大遺物・デンマルク国の話』
 内村鑑三著  岩波文庫  567円

 内村鑑三が明治27年に箱根でのキリスト教青年会の夏期学校で講演したものを後年に刊行したものです。
 今まで読んだ数少ない本の中で最も感銘を受けたものです。結論的に言われた言葉が『”勇ましい高尚なる生涯”が後世への最大遺物である』とのことです。
 後半にある『デンマルク国の話』は敗戦によって大事な国土を奪われた国が如何にして立ち直って行ったのかが書かれていて現代でもとても参考になるものだと思います。
『なんでもわかる キリスト教大事典』
 八木谷涼子著  朝日文庫  998円

 以前に発行された『<知って役立つ>キリスト教大研究』に加筆修正されての発行です。旧作よりページ数も増え、新しい教派も加えられています。一寸した疑問や、夫々の教派の成り立ちから説明されているなど興味深いものがあります。聖公会もかなりのページがさかれていますし、司祭の日常がインタビューの形で書かれています(勿論、匿名ですが)。
 著者はクリスチャンではないと言っていますが、その造詣の深さは並大抵のものではなく、研究書臭くなく、とても参考になるものです。
 かつて、『日本の教会をたずねて』の写真集も出されています。
 『イエスの言葉 ケセン語訳』
  山浦玄嗣著  文春文庫  819円

 2006年6月、山浦玄嗣さんの講演を聞いて聖書の言葉が一歩近づいた気がしました。方言で書かれているのにどうして心に響いてくるのか。そこには著者の幼い頃に受けた強い衝撃がこの本に繋がって来ているのではないでしょうか。この本を読むと、あたかも自分が聖書の時代に居るかのような気持ちになります。山浦さんは内科のドクターですが、訳する際にギリシャ語を学ぶことから始められました。そして標準語ではなく生活語であるケセン語で書くことで生き生きとした言葉になったのではないでしょうか。
 東日本大震災で受けた衝撃や惨劇からの立ち直りと感謝も込められています。
『ガリラヤのイェシュー』
  山浦玄嗣著  イー・ピックス出版  2520円

 同氏は初めから聖書のケセン語訳に取り組んだ訳ではなく、『ケセン語入門』、『ケセン語大辞典』などに続き、ケセン語研究の集大成の一つの表わし方が『ケセン語訳新約聖書四福音書』であると思います。
 この本は『四福音書』を更に、イエスの各場面における登場人物をその役柄に応じて日本全国の方言に置き換えて訳しています。聖書が何か身近なお話しではないかと言う思いがしてきます。
 東北地方出身である井上ひさし氏の戯曲『國語元年』で夫々が大事にする自身の”お国言葉”が飛び交う場面を彷彿とさせるもので、読むよりは演じられた芝居として見ることが出来るならば臨場感あふれる聖書となるかも知れません。

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